長沢池風景
長沢池の規模
周囲  4,760m   
面積  377,340㎡   
満水面積  373,340㎡   
死水面積  144,200㎡   
 水量 748,735㎥   
死水水量  108,800㎥   
最大水深  4m56cm   
死水までの水深  1m86cm   
 堤高 5m20cm   
堤長  294m   
受益面積  150ha  (130戸)
    
陶ヶ岳から見た長沢池周辺(後方は鷹岳) 長沢池近くを描いた古図
鋳銭司郷土館から見た長沢池 農業用水池を象徴する水門施設

農業用分水樋
                     
長沢池

 江戸時代の慶安4年(1651年)頃、時の代官、東條九郎右衛門によって造られた用水池です。
 周囲は約6kmあり、山口市と防府市にまたがっています。
 用水は鋳銭司・陶・名田島・大道の各地域の田をうるおし、豊作を約束しています。
 池の西岸に東條九郎右衛門の顕彰碑があり、また漢学者赤川晩翠の詩碑も湖岸に建っていて、風景に一段と詩情を添えています。

 平成21年4月、長沢池の用水、施設の一切を管理している従来の「長沢池水利組合」が「一般社団法人 長沢池水利組合」として発足しました。
 
弁天社(弁天様)に至る太鼓橋
萬頃澄波茫似湖 さざ波がたって向こうが見えない程の池は中国の洞庭湖のようである
潅将犖埆変膏腴 この水は注いで荒れた土地をよく肥えた土地に変えた
居民夜々来祈福 土地の人々が、毎夜来て自分の幸福を祈ったりしている
時見神龍出吐珠 時に龍が玉を吐いて出てくることもあるように感じられる
                           萩藩士、後の山口明倫館教授 赤川晩翠作
東條略伝へ 池の大きさ比べ 案内図へ