正護寺

正護寺(陶 (クリックすると画像が大きくなります。)
 
                 正護寺
 正護寺は臨済宗の古寺で、山号を万松山といい、釈迦如来を本尊としています。開基は大内氏の一族、陶弘政で、延文年間(1360年頃)に創建されました。
 創建当時は七堂伽藍の備わった大寺でしたが、永禄12年(1569年)の大内輝弘の乱で兵火にかかって焼失しました。しばらく再建されませんでしたが、陶村出身の僧大円恵満がこの有様を嘆き、師の法雲和尚を中興開山として本寺を再建しました。
 この阿弥陀如来は宝冠をいただいており、大変珍しいものです。
          薬師如来像
 正護寺にまつられているこの仏像は、今から1100年ほど前の、平安時代前期頃に造られたもので、山口県下の仏像中、日本で造られた仏像としては最古のものです。かや材の一木造りで像の高さは82cmあります。
 この仏像は正護寺の本尊ではなく、もと陶の光明寺の本尊といわれています。

正護寺の天井絵

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