中世、ここに聖堅庵という寺があり、千体地蔵が本尊でした。後には正元庵と書かれていますが、同じ寺のようです。
千体地蔵の名のとおり、10cm程の木彫り彩色の地蔵が千体並んでいます。
これとは別に、少しばかりですが、古い形の小さい地蔵があります。
それが聖堅庵時代の千体仏の名残だといわれます。
同じ仏像を千体も並べて拝むということは、仏の功徳が大きいという考えからでしょう。